自宅の電力使用量モニタ
概要
自宅を新築後、東京電力と50Aの契約をしています。しかし、実際に50Aを使うことは稀だと思います。
が、それなら 30A
でも大丈夫か?と問われると怪しいところです。それでは実際に使う電力を測ってみるべき、と思い、URDのセンサーからの入力を最終的には
Web でのリアルタイムグラフ表示、それに居間に置くモニタまでのハードとソフトをすべて自作してみました。
構成

Web 出力
データの表示は自宅サーバーから JSON データを ftp
でレンタルサーバーにアップロードしています。現在はセキュリティ上、パブリッシュしていません。


結果と効果
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精度は、電流値の値はおおむね正しいが、時間が関わってくる電力量はAVR側のプログラムの調整が、リファレンスにするものがなく、困難である。ピーク値
の取得は可能であるため、必要ブレーカー容量は確認可能。
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データ処理はPCサーバー上のJavaプログラムで行っているが、データをテキストベースで扱っているため、処理が煩雑になっている。SQLを使うように
変えたい。
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居間に置いたモニタの効果が絶大。家族が電気がどれくらい使われているかを気にするようになった。電気をたくさん使うと、数字だけでなくLEDバーの赤い
ところが点灯するためすぐにわかる。エアコンやアイロンなどは皆なんとなくわかっているが、食洗機や電子レンジなど、どんなものが電気をたくさん
使うのか理解が深まり、なるべく電気使用を減らそうとする意識が家族に芽生えた。
- 将来の構想として、ブレーカ容量を常時使う最低限
(20A程度)におさめ、それ以上の電力使用時にはバッテリ+インバータによるアシストシステムから電力を供給し、契約容量の削減をするシステムの構築が
ある。しかし、系統連系できるインバータを作らねばならないため、道のりは簡単ではない。
写真
センサー入力~変換~データ出力を行う制御器制作中

分電盤そばに設置した制御器と処理を行うPC。
(PCは自宅ファイルサーバーを兼務)

居間用モニタ装置の制作。木を基調とした家のため、モニタも木枠にて作成。

居間に設置したモニタ。液晶モニタとは一味違います。

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